30代後半〜60代くらいまでの中年期の大半の方が陥るとされる「中年の危機」。
そんな中年の危機から脱するために有効とされているのが「学び」です。
ここでは「学び」の種類についてご紹介します。
生涯学習(Lifelong Learning)
生涯学習とは、学校教育を終えた後も、生涯にわたって学び続けることを指します。
生涯学習の目的は、個人の成長や社会参加、自己実現を図ることです。
具体的には、趣味やスポーツ、ボランティア活動、文化活動など、仕事以外の分野でも学びを続けることが含まれます。文部科学省のHPに詳しく記載されています。
「中年の危機」に陥って不安や焦り、虚無感が増しているときの解決法のひとつとして「生涯学習」が挙げられます。
何でもいいのでそのとき興味があることを学んでみると、学びに没頭できて気持ちが落ち着く場合があります。
わたしもコロナ禍をきっかけに休職して東京から地元に帰った直後は、今後の人生をどうすればいいのか非常に迷いまして…。
しばらく無気力な状態が続き、何も手につかないことが多かったです。
そこから、まずはそのとき自分の好きなこと(わたしの場合は好きなノートに日記を書く、コラージュする)に没頭することから始めました。
現在のお仕事やプライベートに不満がある方も、まずはご自身のご興味のあることから学んでみると人生が楽しくなってくると思います♪
「中年の危機」は第二の思春期とも言われます。
ご自身が思春期の頃に大好きで没頭していたことを思い出し、できる範囲でまた始めてみるのもいいと思います♪
また、今まで学んだことがないことを学んでみるのも非常に効果があります。
20代や30代の頃に興味が持てなかったことでも、中年期に入ると急に興味が湧いてきたりもしますよね。
そのときに学び始めたことが自信に繋がり、ゆくゆくは仕事に繋がる場合もあります。
わたしの場合、それが心理学でした♪
自分の生い立ちを振り返りつつ、当時は理解できなかったこと、家族に対する想いなどを心理学を学びながら昇華していくことができました。
学び直し(Relearning)
学び直しとは、社会人として働き始めてから、仕事で求められる知識やスキルを再度学ぶことを指します。
例えば、ITスキルやリーダーシップ、マーケティング、エンジニアリングなどが含まれます。
学び直しは、既に持っている知識やスキルを更新・強化することを目的としています。
リカレント教育(Recurrent Education)
リカレント教育とは、学校教育を終えた社会人が、その後も生涯にわたって学び続け、就労と学習のサイクルを繰り返すことを指します。
リカレント教育は、スウェーデンの文部大臣で後に首相となったオロフ・パルメによって提唱されました。
リカレント教育の目的は、仕事で求められる能力を磨き続け、自己実現につなげることです。
資格取得や職業訓練などがリカレント教育に当たります。人によっては休職しながら学ぶ場合もあります。
わたしは休職しながら資格取得しました。
ですが時間もかかりますし、無職の間はお給料もないです。
そのためできれば仕事を辞めずに勉強するか、休職する場合はある程度貯金を貯めておくといいと思います。
固定費などの生活費もできるだけ抑えましょう。
リスキリング(Reskilling)
リスキリングとは、技術革新やビジネスモデルの変化に対応し、今後業務で必要になるであろう新しいスキルや知識を習得することを指します。
リスキリングは、企業が従業員に対して実施する施策であり、デジタルスキルやAIの需要拡大に対応するための研修などが含まれます。
まとめ
生涯学習、学び直し、リカレント教育、リスキリングは、それぞれ異なる目的や方法を持ちながらも、共通して「学び続けること」を重視しています。
これらの概念を理解し、自分に合った学びの方法を選ぶことで、より豊かな人生を送ることができるでしょう。
一緒に頑張りましょう!